イカゲームシーズン2・3で多くの視聴者の心を掴んだ120番ヒョンジュ。
ヒョンジュ役は最後どうなったのか？ だれが演じてるのか、そう思った方も多いのではないでしょうか。
ヒョンジュは、韓国の実力派俳優パク・ソンフンが演じています。
トランスジェンダーの女性として描かれた彼女は、元特殊部隊員という意外な経歴を持ちながら、みんなのオンニとして参加者たちから愛される存在となりました。
しかし、シーズン3での彼女の運命は多くのファンに衝撃を与えることになります。
パク・ソンフンが繊細かつ力強く演じたヒョンジュは、最後まで仲間を守り抜こうとしましたが…。
この記事では、ヒョンジュの基本情報から演じたパク・ソンフンのプロフィール、感動の最期まで、ネタバレを含めて詳しく解説していきます。
イカゲーム3 ヒョンジュの運命と最後
ヒョンジュは、第4ゲームのかくれんぼで最期を迎えます。
イカゲームシーズン3で、ヒョンジュの運命は第4ゲーム「かくれんぼ」で決定的な転機を迎えます。
強いリーダーシップで仲間たちを守り続けてきたヒョンジュですが、最愛の人々を守るために最後まで戦い抜いた彼女の結末は、多くの視聴者に深い感動と悲しみをもたらしました。
ここではネタバレを含む詳細な解説をお伝えします。
ヒョンジュの最後はシーズン3の「かくれんぼ」
イカゲーム3の第4ゲーム「かくれんぼ」は、参加者たちが赤チームと青チームにランダムで分けられ、赤チームがナイフを持って青チームを追いかけるという残酷なゲームでした。
ヒョンジュは最初赤チームに割り当てられましたが、妊娠中のジュニを守るためにミョンギと説得し合い、ベストを交換して青チームに配属となります。
ゲーム中、ヒョンジュはクムジャとジュニと共に立体迷路のような建物内で赤チームの追手から逃走します。
しかし、ジュニが階段から転げ落ちて足を捻挫し、移動が困難になってしまいます。
三人は安全な部屋を見つけて隠れることになりますが、その最中にジュニが破水し、ゲーム中に女の子を出産することになりました。
ヒョンジュとクムジャは、死の恐怖が支配する空間で新しい命の誕生を見守り、必死に母子を守ろうとします。
ヒョンジュの最後：ミョンギによる刺殺
ヒョンジュの死は、最も信頼していた人物からの裏切りによってもたらされました。
足を負傷しながらも赤ゼッケンの追手と戦い続けたヒョンジュは、ついに出口を見つけ、ジュニとクムジャ、そして生まれたばかりの赤ちゃんが隠れている部屋へと戻りました。
しかし、その背後からミョンギが現れ、ヒョンジュを刺殺してしまいます。
ミョンギは赤チームの一員として行動していましたが、実際には自分の生存のみを考えており、ジュニや赤ちゃんも殺害しようと考えていました。
しかし、部屋の中でジュニが赤ちゃんを産んでいる光景を目の当たりにし、そしてヒョンジュが最後まで彼らを守ろうとしていたことを知り、愕然とします。
この瞬間、ミョンギは自分の行為の重さを理解しますが、すでに取り返しのつかない状況となっていました。
ジュニはミョンギの姿にショックを受け、完全に心を閉ざしてしまいます。
ジュニと赤ちゃんを守る最後の行動
ヒョンジュは、足を刺されながらも最後まで戦い続け、追手を撃退してジュニと赤ちゃんを安全な場所まで導きました。
ヒョンジュは元特殊部隊員としての戦闘技術存分に発揮。
ナイフで人を刺す時は、顔をそむけて、仕方なく刺すような芝居を入れました。
そうすることで彼女の葛藤を表現したのです。
生まれたばかりの赤ちゃんと産後で弱っているジュニ、そして年老いたクムジャを守るため、自らの身を危険に晒しても戦い続けたヒョンジュ。
彼女の死は、物語の中で最も悲劇的な瞬間の一つとして描かれており、視聴者は感動と悲しみを味わいました。
この赤ちゃんは後にゲームの重要なキーパーソンとなり、ヒョンジュの犠牲が物語全体に大きな影響を与えることになります。
彼女の死は、人間の尊厳と愛の力を象徴する重要な場面となっているのです。
イカゲーム3のヒョンジュ最後のシーンと感想
ヒョンジュの死亡シーンは、イカゲームシーズン3の中でも最も感動的で衝撃的な場面の一つです。
この場面の撮影には相当な準備と感情の投入が必要で、演じたパク・ソンフン自身も深い感慨を抱きながら臨んだといいます。
視聴者からも絶大な反響を呼び、ヒョンジュというキャラクターの象徴的な最期として多くの人の心に深く刻まれています。
ヒョンジュ最後までの流れと背景
ヒョンジュの死に至るまでの経緯は、彼女の優しさと強さが最も顕著に現れた瞬間でもありました。
第4ゲーム「かくれんぼ」において、ヒョンジュは妊娠中のジュニを守るために赤チームから青チームへとベストを交換し、自らを危険な立場に置きました。
この時点で既に、彼女は自分の安全よりも他者の命を優先する選択をしていました。
ゲーム中、ジュニが階段から転げ落ち足を捻挫した際も、ヒョンジュは迷うことなく彼女を支え続けました。
そして隠れ家で破水したジュニの出産を見守り、新しい命の誕生を守り抜いたのです。
元特殊部隊員としての戦闘技術を駆使しながら、赤チームの追手と戦い、負傷しながらも最後まで仲間を守る姿勢を崩しませんでした。
パク・ソンフンが語る撮影秘話
パク・ソンフンは死亡シーンの撮影について、非常に感情的で困難な経験だったと振り返っています。
監督から「涙を一、二滴だけ流してほしい」と言われていたが、一度で自然と涙が出たと語り、役への深い没入をうかがわせました。
この自然な涙は、パク・ソンフンがヒョンジュというキャラクターに完全に感情移入していた現れです。
パク・ソンフンはヒョンジュのアクションシーンについても詳細に語っており、ナイフで人を刺す時も、相手の目を見て真っすぐ刺すのではなく、顔をそむけて、仕方なく刺すような芝居を入れたそうです。
そうすることで彼女の葛藤を表現した、と。
この繊細な演技により、ヒョンジュの内面の苦悩と優しさが見事に表現されました。
視聴者の反応と感想
ヒョンジュの最後に関する視聴者の反応は、感動と悲しみに満ちたものでした。
シーズン2が配信開始されるやいなや、思いやりに溢れた心優しい一面と危険を顧みず運営側に銃を向ける勇敢さで、多くのファンの心を掴んでいたのです。
彼女の死は多くの視聴者にとって大きな衝撃となりました。
SNSでは「私のイカゲーム2,3での推しはヒョンジュです」「3はまじで辛すぎて号泣だった」「赤ちゃんとか親子の話も入ってくるともう辛くて辛くて」といった感想が数多く投稿されています。
一部のファンからは「イカゲーム３許すまじ。ヒョンジュを返せ」という強烈な反応も見られ、キャラクターへの愛着の深さを物語っています。
彼自身も「本当に温かな声が多数届いた。本当に感謝している」と語っており、ヒョンジュというキャラクターが世界中の視聴者に愛され、深い感動を与えたことが分かります。
イカゲーム120番ヒョンジュのキャラクター概要
Netflixイカゲームシーズン2・3に登場する新キャラクター、120番ヒョンジュは、シリーズに新たな深みをもたらす重要な人物です。
実力派俳優パク・ソンフンが演じています。
トランスジェンダーの女性として描かれたこのキャラクターは、メッセージ性と強いリーダーシップを併せ持ち、多くのファンから愛される存在となりました。
パク・ソンフンが演じるこの役は、今までにない描写としても大きな注目を集めることになりました。
120番ヒョンジュのプロフィールと特徴
120番ヒョンジュは、性別適合手術の費用を得るためにゲームに参加することを決意したトランスジェンダーの女性で、元特殊部隊出身という意外な経歴を持つキャラクターです。
ボブヘアーが特徴的な外見で、女性として生きたいと決意して以降、家族から縁を絶たれ仕事も失い、借金まみれになってしまった過去があります。
元特殊部隊員としての経験から卓越した戦闘能力を持ち、強さと決断力、そして天性のリーダーシップを兼ね備えた人物として描かれています。
その一方で、内気な少女ヨンミに対して優しさを示すなど、強さと優しさを併せ持つ複雑かつ魅力的なキャラクターとして設定されています。
参加者たちからは、みんなのオンニとして慕われ、頼りになる存在として描かれています。
イカゲーム2・3でのヒョンジュの役割と重要性
ヒョンジュは、イカゲームシリーズにおける新たな試みとして注目されており、性的マイノリティの表現という新たな要素をシリーズに加えました。
シーズン2では、ゲーム中に他の参加者たちを守るリーダー的な役割を果たし、特に弱い立場にある参加者たちを支援する姿が印象的でした。
シーズン3では、さらに重要な役割を担います。
第4ゲームのかくれんぼでは、妊婦のキム・ジュニ、元助産師のチャン・クムジャ、チョ・ヒョンジュが共闘し、ゲーム中に生まれた赤ちゃんを守りぬきます。
この赤ちゃんは物語の重要なキーパーソンとなり、ヒョンジュの行動がシリーズ全体の流れに大きな影響を与えることとなります。
ヒョンジュと他のキャラクターとの関係
ヒョンジュは内気で自信がない女性ヨンミと、2回目のゲームでチームを組んで以来仲良くなり、心を通わせる関係となりました。
ヨンミがゲームで脱落した際には、ヒョンジュは大きなショックを受けます。
妊婦のジュニとは、ゲーム中に協力関係を築き、特に第4ゲームでは足を捻挫したジュニを支えながら行動を共にしました。
元助産師のクムジャとも強い絆で結ばれ、三人は困難な状況下でも互いを支え合う関係を築きます。
当初は理解がなかった149番のおばあさんも、ヒョンジュへの理解を徐々に深めていく様子が描かれます。
イカゲーム3でのヒョンジュの活躍シーン
『イカゲーム』シーズン3において、ヒョンジュは単なる参加者を超えた真のヒーローとしての姿を見せました。
元特殊部隊員としての戦闘技術を活かしながら、同時に他者への深い愛情と責任感を体現する彼女の活躍は、シリーズ全体の中でも特に印象深いものとなっています。
ここでは、ヒョンジュの数々の活躍シーンを詳しく振り返り、彼女の成長と変化を追っていきます。
ヒョンジュのアクションシーン
ヒョンジュのアクションシーンで最も印象的なのは、第4ゲーム「かくれんぼ」での戦闘場面です。
狭い通路という制約のある空間で、ナイフを持った赤チームの参加者と丸腰で戦うヒョンジュの姿は、彼女の戦闘能力の高さと同時に、内面の葛藤も見事に表現されていました。
元特殊部隊員としての訓練された動きを見せながらも、どこか憂いを帯びた戦い方が特徴的でした。
ヒョンジュは、自分とジュニとクムジャを守るために、やむを得ず人を殺さなければなりませんでした。
なのでアクションにも、やや防衛的な動きを入れたとパク・ソンフンは役作りについて語っています。
実際にナイフで相手を刺す時も、相手の目を見て真っすぐ刺すのではなく、顔をそむけて仕方なく刺すような演技を入れることで、彼女の葛藤と優しさを表現しました。
足を刺されながらも最後まで戦い続け、ついに出口を見つけた時の安堵の表情と、仲間への深い愛情が込められた表情は多くの視聴者の心を打ちました。
ジュニとクムジャとの共闘場面
ヒョンジュ、ジュニ、クムジャの三人組は、イカゲームシーズン2・3を通じて最も美しい友情と絆を築いたトリオとして描かれました。
異なる背景を持つ三人が、クムジャが妊娠したジュニに助産師としての知識を活かして支援することから始まった関係は、やがて家族のような深い絆へと発展していきます。
第4ゲームかくれんぼでは、三人は青チームとして赤チームの追手から逃げ惑います。
しかし、身重なジュニが階段から転げ落ちて足を負傷し、高齢のクムジャも体力的な限界を迎える中、元特殊部隊員のヒョンジュが二人を守る役割を担いました。
特に印象的なのは、隠れ家でジュニが破水し出産が始まった時の三人の協力です。
死の恐怖が支配する空間で、新しい命の誕生を見守り、必死に母子を守ろうとする姿は、ゲームの残酷さと対照的な生命の神聖さを表現しています。
出口を発見したヒョンジュが、自ら脱出するのではなく仲間たちと一緒に脱出しようと引き返す場面は、真の友情と愛の証として多くの視聴者の心を打ちました。
ヒョンジュの成長と変化
ヒョンジュのキャラクターの成長は、シーズン2から3にかけて段階的に描かれています。
最初は性別適合手術の費用を得るという個人的な目標でゲームに参加した彼女が、次第に他者への責任感と愛情を深めていく過程が丁寧に描写されています。
シーズン2では内気なヨンミとの友情を通じて優しさを発見し、シーズン3では妊婦のジュニと高齢のクムジャを守るリーダーとしての役割を自然に引き受けるようになりました。
特に注目すべきは、ヒョンジュが「みんなのオンニ」として他の参加者たちから慕われるようになった点です。
これは単なる戦闘能力の高さではなく、困っている人を見捨てられない彼女の人間性が評価されたからです。
元特殊部隊員としての強さと、トランスジェンダーとして社会的な偏見に直面してきた経験が組み合わさることで、弱者の痛みを理解し、誰よりも他者を守ろうとする強い意志を持つキャラクターへと成長しました。
最後まで仲間を見捨てることなく、自らの命を犠牲にしてでも愛する人々を守り抜いた彼女の姿は、真の成長と変化の証として多くの視聴者の記憶に深く刻まれています。
ヒョンジュ役パク・ソンフンのプロフィールと経歴
イカゲームでヒョンジュを演じたパク・ソンフンは、韓国の実力派俳優です。
彼の演技力は多くの話題作で証明されており、特に『ザ・グローリー』や『涙の女王』での印象的な演技で国際的な注目を集めました。
ここでは、パク・ソンフンの基本プロフィールから俳優としての歩み、そして代表作品まで詳しく紹介していきます。
パク・ソンフンのプロフィール
パク・ソンフンは1985年2月18日生まれの韓国の俳優で、身長は183cm、みずがめ座です。
学歴は東亜放送芸術大学映画演技学科を卒業しており、演技の基礎をしっかりと学んだ背景があります。
現在はBHエンターテインメントに所属し、数々の話題作に出演している実力派俳優として知られています。
プライベートでは2017年に女優リュ・ヒョンギョンとの交際を認めるなど、恋愛面でも注目を集めました。
韓国のみならず、Netflix作品を通じて世界的にもその名が知られるようになり、国際的な俳優としての地位を確立しつつあります。
端正な顔立ちと183cmの長身を活かし、様々なキャラクターを演じ分ける幅広い演技力で多くのファンから支持を受けています。
パク・ソンフンの代表作品を抜粋して紹介
パク・ソンフンの代表作品の中でも、特に注目すべきは近年のNetflix作品群です。
『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』では、チョン・ジェジュン役を演じ、復讐劇の重要なキーパーソンとして強烈な印象を残しました。
この作品での演技は国際的に高く評価され、パク・ソンフンの名前を世界に知らしめるきっかけとなりました。
『涙の女王』（2024年）ではユン・ウンソン役として出演し、複雑な人間関係を丁寧に演じ分ける演技力で視聴者の心を掴みました。
この作品もまた国際的な成功を収め、パク・ソンフンの演技の幅広さを改めて証明する作品となっています。
その他映画への出演など多数の作品があります。
イカゲーム120番ヒョンジュの最後はどうなった？のまとめ
イカゲームシーズン2・3の120番ヒョンジュは、パク・ソンフンが演じるトランスジェンダーの女性キャラクターで、元特殊部隊員という設定。
みんなのオンニとして参加者たちから愛される存在でした。
シーズン3の第4ゲームかくれんぼにおいて、妊婦のジュニと元助産師のクムジャを最後まで守り抜こうとしましたが、信頼していたミョンギによって刺殺されるという悲劇的な最後を迎えました。
彼女の死は、ジュニの出産という新しい命の誕生と対照的に描かれ、生と死、愛と犠牲というテーマを深く表現した感動的な場面となりました。
彼女のファンになった視聴者も多いはず。
パク・ソンフン自身も撮影について深い感慨を語っており、世界中のファンから多くの愛と悲しみの声が寄せられたということです。